グルディス攻略~テーマ、役割編~

こんにちは!たむライフ https://twitter.com/tamutamu_lifeです。今回から数回に分けて、グループディスカッション(以下グルディス)の攻略法について書いていきます。

今回の記事の目的としては、読んだ後に「とりあえずグルディスがどのようなものかザックリ知ってもらう。実際のテーマや役割分担を知ることで選考の大枠を掴む」状態をゴールとしています。初心者向けの記事ですので、慣れている方は飛ばしてしまっても構いません。

ちなみに私はグルディスではほとんど落ちませんでした。グルディスを通過した企業をあげさせてもらうと、信金中央金庫、JA共済連、中央労働金庫、アフラック生命保険、ソニー生命保険など比較的大手の所が多かったです。

選考の比較的序盤にあり何かと対策が難しいグルディスですが、数をこなしていけば自ずとコツがつかめます。習うより慣れろですが、いくつかコツを見つけたので言語化して共有していきたいと思います。それでは早速いきましょう!

そもそもグルディスとは

この記事を読んでいる方は「グルディスとはなんぞや」という方もいると思います。一言でいってしまえば、「何人かの集団で与えられたテーマについて討論を行い、制限時間内に結論を出して発表する」というものです。ふーんという感じですよね。なんか簡単そうに聞こえますが本番はそうではありません。相手は同じ会社に入ろうとするライバル就活生なので、結構タフな選考ではあります。

どのようなテーマが出されるか

グルディスで出されるテーマは「課題解決型」「討論型」の2つに大別できます。それぞれどのようなものか具体的に見ていきます。

課題解決型のテーマ

これは、「○○という問題を解決するにはどのようにすればよいか」というテーマです。実際に聞かれたものとしては、以下がありました。

  • 立ち食いそば屋の女性客を2倍に増やすにはどうしたらよいか
  • コロナ禍で打撃を受けているホテルを立て直すにはどうすればよいか
  • キャッシュレス決済の利用を40%増やすにはどうしたらよいか

このようにある程度の前提条件が出され、問題を解決するにはどうすればよいかを議論するのが「課題解決型」テーマの特徴です。

討論型のテーマ

日系企業の場合だと、こちらのほうが聞かれる割合が高いです。「○○で大切なことはなにか」「○○とはどういうことか」などのお題が出されます。実際に聞かれたものとしては、

  • 仕事で大切なことは何か
  • 学生時代にやっておくべきことは何か
  • JA共済で新しい取り組みを行うならば、どのようなものがよいか
  • 中央労働金庫の求める人物像「チャレンジ精神・自律性・協働意識」のうち最も重要な要素は何か

見ていただければわかると思いますが、討論型のテーマでは会社に沿ったことが聞かれるケースが多々あります。事前に企業のHPには目を通しておくぐらいの準備をすると、有利に進めることができるかもしれません。

役割分担について

さて、グループディスカッションを行う際は役割分担をすることが多いです。ちなみに役割は自ら立候補して務めることが多いです。どの役割をすれば選考に有利ということはないので、全部一通りは経験してみて、やりやすいものに立候補するぐらいがちょうどいいでしょう。それでは具体的な役割を見ていきます。主に3つあります。

ファシリテーター

いわゆる司会進行役です。議論全体をリードして、意見の出やすい雰囲気づくりをすることが求められます。注意点としては、独りよがりにならずメンバー全員に気を配ることが求められます。もし発言できていない人がいれば、「○○さんはこの点についてどう考えますか?」みたいに振ってあげるといいと思います。

タイムキーパー

読んで字のごとく時間を管理する役割です。例えば20分のディスカッションの場合、10分経過したら「残り10分です」とリマインドしたり、残り5分になったら「残り5分です、そろそろ結論を検討しましょうか」など時間に気を配ることが仕事です。

それに加えて私は、議論の時間配分を最初に提案することで、リーダーシップと計画性をアピールしていました。「ディスカッションの時間が20分なので、最初の5分でアイデア出し、10分間でアイデアの検討、残り5分で結論の検討をしませんか?」などと提案すれば角は立ちません。

そのほかにも、臨機応変に時間配分を変えるのもテクニックの1つです。アイデアの検討を10分としましたが、十分検討されたと思うので結論の検討に入るのはどうですか?」などと聞くのがいいでしょう。

この役割は比較的ヒマになりやすいので、時間管理している以外は積極的に議論に参加するのが選考を突破するコツです。

書記

書記は、議論の流れや、発表する内容をまとめたりする記録係です。対面でのディスカッションであればきちんと読める文字を書けることが最低条件です。オンラインであれば画面共有しながらの記録となるので、タイピングが速いと良いでしょう。

注意点としては、決定事項や論点などの重要事項を漏らさずに記録することです。また、自分が記録するだけでなく、メンバーに共有がしやすいレイアウトを意識するとポイントが高いでしょう。

私個人の意見ですが、書記が最もオイシイ役割であると考えます。というのも、「自分が記録をしているので、議論の流れを一番把握することができる」ポジションだからです。

記録をしながら気になる点について意見を出すこともできますし、「議論の流れを見ながらさりげなく結論を自分が考えている方向にもっていく」などの高等テクニックも訓練次第でできるようになります。

役割なし

さて、主な役割は以上の3つです。なので、5~6人ほどのディスカッションではあぶれてしまうことも少なくありません。

そのようなときは無理に役割を務めようとする必要はありません。むしろ、「私が書記をやるんだ!!」などと他人の仕事を奪うようなそぶりを見せるとアウトです。

なので、役職がないときには「議論の方向性に気を配り、議論がズレたら修正する」「テーマを真剣に考え、アイデアを積極的に出す」など何らかの形で議論に貢献できればオッケーです。ちゃんとやれば通りますので安心してください。

さいごに

さて、今回はグルディスのテーマと役割について基本的なところを紹介していきました。次回以降は、グルディスの流れ、評価される行動、選考を受けてみての考察など発展的なことをやります。

それでは本日もありがとうございました。明日もそこそこサバイブしていきましょう!

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